「ゲームの種類」って考えたこと、ありますか?①
ゲームの種類
世の中にはたくさんのゲームがあります。
Nintendo Switchのような電子ゲームから、将棋・囲碁など歴史のあるもの、トランプのように気軽に遊べるもの…
今回はそれらを、その「ゲーム性」という視点から分類することを考えてみます。
二人零和有限確定完全情報ゲーム
いきなり長ったらしい単語が出てきましたね。笑
これは簡単に言えば、運要素のない二人でやるゲームのことです。
例としては三目並べ、オセロ、将棋、囲碁などがあります。
ゲーム性は次のようになっています。
- 運が絡まないため、実力のある人が非常に勝ちやすい
- 努力による伸びしろが大きい
- 情報が全て公開されているため、ゲーム中に何かを覚える必要がない、または薄い
特に重要な特徴は、理論上は完全な先読みが可能であることです。
つまり、最強のプレイヤー同士が対戦すると何と毎回必ず同じ結果になるんです!
驚きですね。
もちろん、考えられるパターン数が膨大であるため、解析が済んでいないものも多々あります。
先程の例では、最後まで研究されているのは三目並べだけです。
コンピュータをもってしても完全な先読みというのは難しいものなのです。
多人数向けバラエティ
さっきの二人なんちゃらゲームと違って、「複数人でプレイする」「運の絡む」ゲームです。
また1位~ビリまで、(時に同率を含む)順位がつくものとします。
例としては麻雀、人生ゲーム、モノポリー、ウノなどです。
他にもほとんどのトランプゲームや、巷で売られているボードゲームの多くがそうです。
ではゲーム性はどうでしょう。
- 特定の相手と協力するのが有効なことがある
- 初心者でも上級者に勝てることがある
- 見えない情報がある
順に見ていきましょう。
1.相手との協力については、大富豪の「都落ち」が分かりやすいでしょう。
大富豪を次のトップにさせないことで、他の全員が得できます。
麻雀の「差し込み」も、自分と差し込み先が結果的に得できます。
これは先程の二人のゲームにはなかった特徴です。
なぜなら、二人なら自分の得=相手の損であり、逆もまた然りだからです。
2.理由は二つあります。
一つ目は運が絡むことです。いかに上級者と言えど運の悪さはどうにもなりません。
二つ目は、多人数であるため1.のように協力されたり、集中攻撃されることがあるからです。
初心者が上級者に勝てる可能性があることにより、ゲームがパーティー性を持つようになります。
即ち、初心者でもたまには勝てるので楽しめ、上級者の方は対初心者向けの戦術を見出す面白さが生まれるのです。
その反面、デメリットとして正確な実力が測りづらいことがあります。
3.これは手札や山札などのことです。
特定の誰かにしか(あるいは誰にも)見えない情報があることで、他の人はその人の動きや場の状況などからそれを推測する、という要素が生まれます。
これも先程の二人なんちゃらではなかったことです。
おわりに
いかがだったでしょうか?
長くなってしまったのでいったん切ります。
次回はもっと他の種類のゲームについて考えてみます。